グラフエディターを難しそうと敬遠する読者と、見る所は3つだけと伝える解説者の掛け合い
グラフエディターは難しそうに見えますが、最初は「出だし・途中の勢い・止まり方」の3つから見れば大丈夫です。

 

グラフエディターの定義・イージーイーズとの関係・まず見る3つを1枚にまとめた結論サマリ

 

この記事でできること

グラフエディターの役割(動きの速さや止まり方を調整する)がわかる

イージーイーズとの違いと、初心者がどこを見ればよいかがわかる

動きの調整の入口(最短手順)がわかる

グラフエディターとは?動きの速さや値の変化を細かく調整する機能

グラフエディターの特徴
  • 動きの変化をグラフで見ながら調整できる
  • 出だし・途中の勢い・止まり方を細かく仕上げられる
  • イージーイーズの「次の一手」として使うと効果的

イージーイーズ(F9)を使うと、動きが自然に見えやすくなりますが、それでも「もう少し勢いがほしい」「止まり方をやわらかくしたい」と感じることがあります。

そのときに使うのがグラフエディターです。

初心者向けにかなり簡単にいうと、グラフエディターは「キーフレーム間の動き方を細かく調整する画面」です。

文字だけだと難しく感じますが、最初は細かい理屈まで覚えなくて大丈夫です。

イージーイーズとの違い

サナ
サナ
イージーイーズと、何が違うんですか?
シン
シン
イージーイーズは「まず自然にする基本調整」、グラフエディターは「その先の仕上げ調整」なんです。
F9で土台を作ってから、気になるときだけグラフで整える、という順番が分かりやすいですよ

イージーイーズ(F9):キーフレームを選んで押すだけ。まず自然にする基本調整

グラフエディター:どのくらい速く動き出すか・どこで勢いを出すか・どうやわらかく止まるかを、細かく仕上げる調整

※初心者のうちは、イージーイーズで土台を作り、グラフエディターで仕上げる順番が分かりやすいです。

イージーイーズ(基本調整)とグラフエディター(仕上げ調整)の役割の違いを左右で対比した図解
イージーイーズで土台を作り、グラフエディターで仕上げる。この順番が分かりやすいです。

グラフエディターを使う最短手順

サナ
サナ
どんな順番で使えば、迷わずにすみますか?
シン
シン
いきなりグラフだけで頑張らなくて大丈夫です。
まずキーフレームとF9で土台を作ってから、気になる所だけ少し触る、という流れが安全ですよ
グラフエディターの最短手順

キーフレームを打つ

まずF9でイージーイーズを入れる

グラフエディターを開く

「出だし・途中の勢い・止まり方」の3つを見る

気になる部分を少しだけ調整する

必ずプレビューして、前後を見比べる

グラフエディターの最短手順(キーフレーム→F9→グラフを開く→3点を見る→少し調整→前後比較)を並べた図解
まずF9で土台を作り、グラフエディターで気になる所だけ少し調整します。

初心者が最初に見る3つのポイント

サナ
サナ
どこを見ればいいのか分からなくて、結局閉じてしまいそうです……。
シン
シン
全部を理解しようとしなくて大丈夫です。
「出だし・途中の勢い・止まり方」の3つから見れば大丈夫ですよ

① 出だし:動き始めが急すぎないか。やわらかくすると落ち着いた入り方になります

② 途中の勢い:途中が弱いとのっぺり、勢いが出るとメリハリがつきます

③ 止まり方:止まる直前が急だと不自然。やわらかく止まると見やすくなります

グラフエディターで初心者がまず見る3つ(出だし・途中の勢い・止まり方)を速度カーブとあわせて並べた図解
出だし・途中の勢い・止まり方の3つを見るだけで、動きの見え方はかなり変わります。

速度グラフと値グラフ(2つの見方)

サナ
サナ
グラフに種類があるって聞いたんですけど、違いは何ですか?
シン
シン
見方が2つあって、最初は「速さの変化」を見る速度グラフが分かりやすいですよ。
カーブの端を持つハンドルを動かすと、効きの強さを調整できます

速度グラフキーフレーム間の動きの速さの変化を見るグラフ。出だし・勢い・止まりを見るのに向いています

値グラフプロパティの値そのものの変化を見るグラフ。位置の往復など、値の動きを直接見たいときに使います

ハンドル:カーブの端にある取っ手を動かすと、動き出しや止まり方の効き具合を調整できます

速度グラフ(速さの変化)と値グラフ(値の変化)の違いとハンドルの役割を並べた図解
最初は「速さの変化」を見る速度グラフが分かりやすいです。ハンドルで効きの強さを調整します。

よくある失敗と初心者向けのコツ

サナ
サナ
触ったら前より変になってしまいそうで、不安です……。
シン
シン
その不安は自然です。だからこそ、最初は少しだけ触って、前後を見比べるのが大切なんですよ

触りすぎて不自然になる:やりすぎると急すぎたり落ち着きがなくなります。最初は少しだけ変えて確認

変えたのに違いが分からない:そもそもの移動距離や数値差が小さい場合も。変化量も見直す

速すぎて見づらい:勢いを出しすぎると読みにくくなります。かっこよさより「伝わりやすさ」も意識

※コツは「最初は少しだけ触る」「調整前と後を必ず見比べる」「正解を探すより“伝わる動き”を目指す」の3つです。

※本記事の操作・表記は、執筆時点の After Effects 日本語版で確認しています。バージョンや日本語/英語UIの違いによって、ボタン名・表示が異なる場合があります。

※Macでは、OSやキーボード設定によって F9 がそのまま効かない場合があります。その場合は fn + F9 やキーボード設定も確認してください。

※グラフエディターの見え方は、速度グラフ/値グラフの切り替えや、選択しているプロパティによって変わる場合があります。

まとめ|押さえる3つのポイント

グラフエディターを押さえる3つのポイント

① グラフエディターは「動きの速さや止まり方を細かく調整する画面」。イージーイーズの次の一手

② 順番は「まずF9 → 気になるときだけグラフで少し調整」。いきなりグラフだけで頑張らない

③ 初心者は「出だし・途中の勢い・止まり方」の3つだけ見れば十分。前後を必ず見比べる

次の一歩|少しだけ触って、前後を見比べてみよう

グラフエディターを少し触ってみようと前向きになる読者と、前後を見比べると感覚がつかめると促す解説者の掛け合い
まずは出だしか止まりを少しだけ動かして、調整前と後を見比べてみてください。