Loopを「同じ動きを繰り返すエクスプレッション」と思っている読者と、「画面の中身を延々と流す動き」と伝える解説者の比較カット
モーション周期表のLoopは、画面の中身を上下左右に延々と流し続ける動きを表現します。

 

モーション周期表のLoopの定義・使うエフェクト・押さえる3つのポイントをまとめた結論サマリ図解

 

この記事でできること

モーション周期表のLoopの動き基本的な作り方がわかる

オフセットエフェクトの主要パラメータの読み方がわかる

Loopと相性のいい場面・組み合わせがわかる

※「Loop」をすぐに実践したい方はこちらをご参考ください。

モーション周期表のLoopは「画面の中身を延々と流す」動き

モーション周期表「Loop」の特徴

画面の中身を上下左右に延々と流し続ける動きを表現する

エフェクト「オフセット(Offset)」を1つ適用するだけで再現できる

レイヤーそのものを動かすMoveとは違い、画面の中身が循環するように流れる

Adobe公式ヘルプでも、オフセット(Offset)エフェクトは「レイヤー内で画像をパン(移動)させ、一方の端から押し出された映像情報が反対側に現れる」エフェクトとして説明されています。はみ出した分が反対側から戻ってくる動きが、Loop表現にそのまま活きるのが基本動作です。

モーション周期表のLoopでは、この基本動作を使って、背景・模様・テクスチャの「終わりのない流れ」を作るのが特徴です。背景・模様・テクスチャのように繰り返しに向いた素材なら、レイヤーを画面外まで何枚も並べなくても、1レイヤー+オフセット1つでループ表現を作りやすくなります。

Loopは「オフセット」のエフェクトを使う

サナ
サナ
Loopって、Moveみたいに位置を動かして作ればいいんじゃないんですか?
シン
シン
位置を動かす方法でも作れますが、そのままだとレイヤーが画面外へ抜けるため、複製やつなぎ目の調整が必要になりやすいんです。
Loopでは、オフセットエフェクトで画面の中身を循環させるので、繰り返しに向いた素材なら1レイヤーでも終わりのない流れを作りやすいですよ

Moveでレイヤーを動かす場合とオフセットで画面の中身を循環させる場合の違いを比較した仕組み図解
Moveは「レイヤーを動かす」、オフセットは「画面の中身を循環させる」。終わりのない流れを作るのはオフセットの得意分野です。

Loopの作り方(3ステップ)

Loopの作り方3ステップ(レイヤー準備→オフセット適用→中央でシフトのキーフレーム)の操作方法図解
Loopは「レイヤー+オフセット」の組み合わせで、画面の中身が延々と流れる動きを作れます。

Loopが向いている場面

Loopエフェクトが向いている4つの使用シーン(背景の流れ/パターン循環/スクロール演出/ループ素材)を並べた用途別図解
Loopは背景・模様・スクロール演出・ループ素材など、終わりのない流れが必要な場面で使えます。

オフセットエフェクトの主要パラメータの読み方

サナ
サナ
オフセットエフェクトのパラメータは、何を触ればいいんですか?
シン
シン
オフセットは、設定項目が多いタイプではなくシンプルなパラメータでLoopを作るタイプのエフェクトです。
まずは「中央でシフト」だけにキーフレームを打つことから始めると、流れる方向と速度を作れますよ

オフセットの主要2パラメータ(中央でシフト/元画像とブレンド)+ループ素材化のコツを1枚にまとめた解説図解
「中央でシフト」を中心に、画面サイズに一致した移動量でキーフレームを打ち終えると、切れ目のないループになります。

※After Effectsのバージョンや日本語/英語UIの違いによって、エフェクト名・メニュー名・表示位置が異なる場合があります。実際の画面に合わせて確認してください。

※この記事では、オフセット(Offset)エフェクトを使った一例として解説しています。似た表現は、モーションタイル(Motion Tile)やエクスプレッションでも作れる場合があります。

※オフセットで自然なループに見せるには、素材の端がつながって見えることが大切です。写真や一枚絵など端の差が大きい素材では、境目が見える場合があります。

※この記事では、レイヤーとコンポジションのサイズをそろえた前提で説明しています。サイズが異なる場合は、シフト量の基準も変わることがあります。

※実際の操作手順(パラメータ具体値・キーフレーム・画面サイズ一致のシフト量の打ち方)は、実践編で順を追って解説します。

まとめ|押さえる3つのポイント

Loop を押さえる3つのポイント

① モーション周期表のLoopは「画面の中身を延々と流す動き」として捉える。レイヤーを動かすMoveとは別物として理解する

② 作り方は「レイヤー+オフセット」。エフェクトの「ディストーション→オフセット」を適用する流れ

③ 慣れるまでは「中央でシフト」だけを触る。レイヤーとコンポジションのサイズをそろえたうえで、シフト量を画面サイズに合わせると、つながって流れるループを作りやすい

次は実践編|画面が延々と流れるLoopを作ってみよう

理解編でLoopの3つのポイントを整理した読者を、実践編で実際に手を動かす段階へ誘導する掛け合い
次の実践編では、レイヤー準備からオフセット適用、中央でシフトのキーフレーム、画面サイズ一致のシフト量の打ち方までを順を追って手を動かしながら確認していきます。