この記事では、After Effectsのモーションを整理した「モーション周期表」を再現する過程で、ChatGPTの協力を得ながら再現し学んだ情報を紹介します。
OFFSETモーションを再現する
出典:Adobe After Effects(© Adobe Inc.)今回は、「パスのオフセット」を用いた方法を、五角形の図形の輪郭を使って解説します。
元々の図形の輪郭(パス)に対して「外へ押し出す(膨張)・内へ押し込む(収縮)・ズラす(移動)」のいずれかの動きの再現が、Aeにおけるオフセット(offset)です。
Aeとは関係ない「AIの話」になりますが、AIが間違った回答をするとき、「質問の仕方」に問題がある場合が多いです。
「理解の相違」で話がかみ合わないことは、日常生活でもよくありますよね。
AI時代に入ったとしても、質問者側の学びは必要かもしれません。
今回オフセットのモーション再現をするにあたって、Chat GPTに質問してみたのですが、うまくいかなかったので、自力で再現です。
【参考にしたサイト】「パスのオフセット」シェイプエフェクトを使用したシェイプの変更
1.オフセットのモーションに使う図形を作成する
今回は、スターツールを用いた方法で五角形の図形を作成します。(※多角形ツールからも五角形は作成できます)
いつも通り「新規コンポジションの作成」からスタートです。(短縮:Ctrlキーもしくはコマンドキー+N)
出典:Adobe After Effects(© Adobe Inc.)A.スターツールを選択して、スターを描く
線を使うので、「塗り→なし」・「線→単色(5~10pxほどの太さ)」に設定します。
※画面上部にあり、長方形ツールなどの設定になっている場合は、長押しするとスターツールが表示される。
◇Shift押しながらドラッグすると角度が整ったスターを描ける。
◇整列欄の「水平方向に整列」「垂直方向に整列」を押して中央揃えしておくと今後の動作が楽。
B.スターから五角形に変更する
シェイププロパティを開きます。
種類が「スター」になっているので、「多角形」に変更すると、五角形が出来上がります。
※「シェイププロパティ」が見つからない場合は、画面上部にあるウィンドウ(W)→プロパティにチェックマークが付いているか確認。
◇五角形のサイズを変えたい場合は、同じくシェイププロパティ内にある外半径を調整する。
2.パスのオフセットを作成する
出典:Adobe After Effects(© Adobe Inc.)A.【追加:▶】のボタンから、「パスのオフセット」を選択
【出し方】
◇「シェイプレイヤー」<「コンテンツ」を開いくと右側に【追加:▶】のボタンがあるのでクリック
◇「パスのオフセット」をクリックすると、「パスのオフセット1」が表示される
B.「量」と「コピー数」をお好みで調整
時間ごとにキーフレームを打って、それぞれに適用したい「コピー数」もしくは「量」を指定しましょう。
今回は、「五角形が3重に現れて5秒後に消えるモーション」を作成しました。
✅線の太さを10pxで設定しているため、線と線が重ならないように量は10px以上の数値(60px)を採用
(なお、今回は時間毎の拡大・縮小は行わないため、キーフレームは未使用)
✅0秒地点でキーフレームを打ってコピー数を「0」に設定
✅3秒地点でキーフレームを打ってコピー数を「3」に設定
✅5秒地点(フレームの最も遅く設定している時間)でキーフレームを打ってコピー数を「0」に設定
この段階までできたら、下記のようなアニメーションが出来上がります。
出典:Adobe After Effects(© Adobe Inc.)◇「量」について
「元々の図形の輪郭(パス)から外側へ何px移動させるかを決める項目」です。
線同士が重なると視認性が落ちるため、基本的には線幅よりも大きな値を設定するのがおすすめ。
◇「コピー数」について
「元のパスを何本分ズラして複製するかを決める項目」です。
設定した「量」に応じて、コピー数分だけ外側もしくは内側へ広がります。
◇「線の結合」について
ベベル結合:線の角が四角形になる
ラウンド結合:線の角が丸くなる
マイター結合:線の角が鋭角的になる
マイター結合を使う場合は、その下にある「角の比率」で調整します
◇キーフレームについて
時間帯別に数値を設定したいときに「ストップウォッチ」を押して数値を設定します。(今回はコピー数)
キーフレームを指定して「F9キー(=イージーイーズの短縮キー)」を押すと、動きがなめらかになります。
C.オフセットのコピー数を調整する
設定した「量(Amount)」に応じて、「オフセットのコピー数」で指定した数値分だけ外側あるいは内側に広がる動きをします。
今回は、この動きを再現するために、「オフセットのコピー数」を以下のように設定してみます。
✅0秒地点でキーフレームを打ってオフセットのコピー数を「-9」に設定
⇒「量 × 9の距離だけ内側にずれた位置」にコピーが作られます。
✅3秒地点でキーフレームを打ってコピー数を「9」に設定
⇒「量 × 9の距離だけ外側にずれた位置」にコピーが作られます。
✅5秒地点(フレームの最も遅く設定している時間)でキーフレームを打ってコピー数を「-9」に設定
「図形が外側にズレながら描かれ、内側にズレながら消えていくアニメーション」が完成です。
3.【応用】オフセットの動き以外に設定を入れてみる
今回は、「量」や「コピー数」、「コピー数のオフセット」の3つを使って動きを再現しましたが、それ以外の設定を変更することでより凝った動きが再現できます。
たとえば、トランスフォームの数値を変えるだけでも、アニメーションの印象が大きく変わります。
出典:Adobe After Effects(© Adobe Inc.)他の設定をうまく調整しながら、自分が思い描くアニメーションを作っていきましょう。
おわりに
After Effectを勉強する材料になるかもしれないので、時間があれば覗いてみてください。
以上、OFFSET(オフセット)のモーション説明でした。
