After Effectsのモーションを整理した「モーション周期表」を再現する過程で学んだ内容を、初心者向けにまとめます。
本記事では、その中でも「イージング」(Easing)に絞って解説します。

イージング(Easing)とは?

サナ
サナ
イージングでできることって何ですか?
シン
シン
イージングを使うことで、「直線的な動き」で生じる違和感を和らげられますキーフレームを使った設定全般に使える操作なので、「頻出度の高い優先して覚えたいスキル」と言えます

1.イージングの役割について

キーフレームをタイムライン上に打ち込んだときに、「細かな動きの調整をする目的」グラフエディタ―内のイージーイーズを使います。

A.キーフレームを打つ

出典:Adobe After Effects(© Adobe Inc.)

 

キーフレームを打つためには、レイヤーに表示されているストップウォッチのマークを押すことで◇のマークが表示されます。(数値を変える場合はこの時に変更する)

2個目以降は、「左側の◇マークを押して数値を変える」「目的の時間にカーソルを移動させてから数値を変更する」かのいずれかで◇のマークが表示されます。

ちなみに、この状態でグラフエディターを確認すると直前になっており、「一定の速さで数値が変化すること」を表しています。

B.イージングで動きに滑らさを加える

イージングには3通りの設定方法があり、目的に応じて使い分けます。

出典:Adobe After Effects(© Adobe Inc.)

イージーイーズイン(Ctrl+Shift+F9):キーフレームに向けて「入る(IN)部分」の設定

キーフレームに対して、到達する直前の動きをなめらかにしたいとき」に使います。
キーフレームに近づくにつれて、ゆっくり収まるような動きになります。

 

イージーイーズアウト(Ctrl+F9):キーフレームから「出る(OUT)部分」の設定

キーフレームに対して、動き始めた直後をなめらかにしたいとき」に使います。
キーフレーム直後はゆっくりと始まり、そこから少しずつ加速していくような動きになります。

 

◇イージーイーズ(F9):キーフレームの「前後(INとOUT)」の設定
キーフレームに対して、前後の動きをなめらかにしたいとき」に使います。
止まる直前や動き出しが自然になり、やわらかい印象の動きになります。

目的に応じて3つのイージーイーズを使い分ける形になります。

アニメーション全体で滑らかな動きをさせたい場合は、「イージーイーズ(F9キー)」で問題ありません。

もし、以下の条件に当てはまれば、他の2つのイージーイーズを試してみるのも良いでしょう。

「開始地点の動きを滑らかにしたいが、終了地点は不要」⇒イージーイーズアウト

「終了地点の動きを滑らかにしたいが、開始地点は不要」⇒イージーイーズイン

2.ベジェハンドルを利用してより細かい動きを設定する

ベジェハンドルは、イージーイーズ設定時にグラフエディター上で表示される「黄色いレバー」のことです。

出典:Adobe After Effects(© Adobe Inc.)

イージーイーズの設定を行うだけでも、滑らかな動きを実現できますが、中には「細部の動きもこだわりたい」と思う方もいるはずです。

その際に活躍するのが、この「ベジェハンドル」です。

このハンドルでは、角度(上下方向90°の範囲)と長さを調整できます。

ベジェハンドルの役割について

角度カーブを伸ばす方向を決める場所

長さ速度変化の大きさを決める場所

出典:Adobe After Effects(© Adobe Inc.)

0°付近で長く引っ張れば、そのキーフレームに近づくほど緩やかな動きになる
半時計周りに90°した状態で長く引っ張れば、そのキーフレームに近づくほど急な動きになる

■ベジェハンドルのは「0°から半時計回りに90°の範囲」での利用がおすすめ

ベジェハンドルを時計回りに倒すと、「進んでから戻る」もしくは「戻ってから進む」といった動きを作ることができます。

出典:Adobe After Effects(© Adobe Inc.)

もちろん、「逆方向の動き」をベジェハンドルを使って調整するのも問題ありません。

ただし、不自然な印象になりやすいため、慎重な調整が求められます。

もし、そのような動きを再現するのであれば、ベジェハンドルにこだわらずにキーフレームを増やした方が、より自然に仕上がるでしょう。

おわりに

【この記事の裏話はこちらnoteで(ちょっとした勘違い)】

After Effectsを勉強する材料になるかもしれないので、時間があれば覗いてみてください。

以上、イージングの説明でした。