この記事では、After Effectsのモーションを整理した「モーション周期表」を再現する過程で、ChatGPTの協力を得ながら再現し学んだ情報を紹介します。
Vegasモーションを再現する
出典：Adobe After Effects（© Adobe Inc.）
Ａｅにおける「ベガス」は、ラスベガスを彷彿とさせるような「ネオンのような明かりを動かすアニメーション」です。
1．ベガスの動きの元となる図形を作成し、「ベガス」エフェクトを適用する
「新規コンポジションの作成（名前は判別しやすいように「Vagas」にします）」からスタートです。（短縮：Ctrlキーもしくはコマンドキー＋N）
Chat GPTの回答その1【出典：ChatGPT（GPT-5,OpenAI, 回答日：2025年11月11日）】
Ａ．ベースとなる図形を作る
◇画面上部の楕円形ツールから作成します（正円を描く場合はShiftを押しながらドラッグする）
◇「塗り→なし」・「線→単色（2～4pxほどの太さ）」に設定します。
※画面上部にあり、長方形ツールなどの設定になっている場合は、長押しすると楕円形ツールが表示される
◇Shift押しながらドラッグすると正円が描ける
◇今後の操作のことを考えて、整列欄の「水平方向に整列」「垂直方向に整列」を押して中央揃えしておくことがおすすめ
Ｂ．Ｖｅｇａｓエフェクトを適用する
出典：Adobe After Effects（© Adobe Inc.）
「図形のレイヤーを選択」→「エフェクト」→「描画」と進み、その中から「ベガス」を選択します。
※「エフェクトコントロール」が見つからない場合は、画面上部にあるエフェクト→エフェクトコントロールにチェックマークが付いているか確認。
（もしくはＦ３キーを押してください）
◆エフェクト「ベガス」における主要設定について
✅描画モード(mode):ベガスの線を「どこに・どのような表示をさせるか」を設定する項目
出典：Adobe After Effects（© Adobe Inc.）
◇オーバー（Over）＝元のレイヤーの上に線を描く
◇アンダー（Under）＝元のレイヤーの下に線を描く
◇透明（Transparent）＝ベガスの線だけを透明背景で表示
◇ステンシル（Stencil）＝図形の輪郭に沿って線を描く（切り抜き）
✅線分数(Segment)：線分をいくつに分割して配置するかを調整する項目
⇒数が多いほど、「光の粒」や「帯状の輪」のような見え方になる
✅長さ（Length）：各線分が見えている割合（％）を調整する項目
⇒0.3なら30％だけ光が見える
✅回転(Rotation)：線分の開始位置を回転させる項目
⇒キーフレームを打つと光が回転するモーションとなる
（+方向に値を動かす：右回転、－方向に値を動かす：左回転）
✅線幅（幹の幅,width）：光の線の太さを調整する項目
⇒太くすると、柔らかい光の帯のように見せられる
✅硬さ(Hardness)：線の境界を調整する項目
⇒密度が大きくなるほど線がシャープになり濃くなる（1.0＝１００％）
◇強く発光させたい場合は「加算(add)」を使う
ベガスでは、ギザギザした線をなめらかに見せるための処理技術（アンチエイリアス）が使われているため、「太線」ほどぼやけて見える
この「柔らかくにじむ光」をよりネオンらしく強調したい場合は「レイヤーの描画モードを加算に変更する」と効果的です。
◇描画モード「加算」の変更の仕方について
出典：Adobe After Effects（© Adobe Inc.）
レイヤー名の横にモード欄があるので、クリックして「通常」から「加算」に変更してください。
※表示されていない場合は、画面下部の「スイッチ／モード」をクリックするか、「Ｆ４キー」を押して変更してください。
２．「ベガス」エフェクトの詳細設定をする
Chat GPTの回答その２【出典：ChatGPT（GPT-5,OpenAI, 回答日：2025年11月11日）】
今回は、「ステンシルの描画モードを使って、モノクロのベガスモーション」を作成しました。
✅線分数：「10」に設定
✅長さ：「0.4（40％）」に設定
✅回転：「開始地点を0x+0°」、「終了地点を1ｘ＋0°」に設定してキーフレームを打ち、右回転の動きになるように設定
✅描画モード：「ステンシル」で設定
✅線幅：開始地点と終了地点を「10」に設定してキーフレームを打ち、２秒地点を「60」に設定して動きが出るように設定
✅開始地点の不透明度を「1.0」、中間地点の不透明度を「0.5」、終了地点の不透明度を「0」に設定
出典：Adobe After Effects（© Adobe Inc.）
◇「回転」をエクスプレッション欄を用いて再現する
①ストップウォッチマークを見つけて、「Altキー（MacはOptionキー）」を押しながらクリック
②「time*（1秒間に進む角度＝360度/秒）」を入力
※「トランスフォーム内の回転＝図形の回転モーション」と「ベガス内の回転＝光の回転モーション」の違いに注意（複合して利用するのはあり）
この段階までできたら、下記のようなアニメーションが出来上がります。
出典：Adobe After Effects（© Adobe Inc.）
これで「ベガスを使ったモーション」が完成です。
おわりに
After Effectを勉強する材料になるかもしれないので、時間があれば覗いてみてください。
以上、ベガスのモーション説明でした。
