・動こうと思ってもついつい自分を甘やかしてしまい、別の行動を取っていませんか?
・目の前の事に追われて、やりたい行動をいつも後回しにしていませんか?
・人生の最後の日に感じる気持ちを思い浮かべられますか?
多くの方が周りにあるたくさんの誘惑に影響されて、ついつい本当にやりたいことを後回しにしてしまいます。
もしかすると、本当にやりたい事すら思い浮かべられないという方もいるかもしれません。
行動が起こせず何も意識せずに1年・2年と時間が過ぎていませんか?
この記事を読むことで
・特別なやり方を学ばなくても、少しの工夫で自身の行動の質が変わることを期待することができます。
行動しない後悔を防ぐことが行動力の源へつながる
『〇〇をしなかった。』という行動に関する後悔を多くの人が亡くなる直前にしている
この世を去る前に抱く5つの後悔
ブロニー・ウェアさんの著書『The Top Five Regrets of the Dying(死ぬ瞬間の5つの後悔』という本が後悔を語る上で非常に参考になります。
著者は終末期ケアの現場で多くの患者を看取ってきたオーストラリアの看護師さんです。
この著書には患者からよく聞いた話として5つ述べられています。
・自分に正直な人生を生きればよかった
・働きすぎなければよかった
・思い切って自分の気持ちを伝えればよかった
・友人と連絡を取り続ければよかった
・もっと幸せを求めればよかった
参照:死ぬ瞬間の5つの後悔 著:ブロニー・ウェア(仁木めぐみ・訳)
- 自分の気持ちに正直な人生をおくること
- 仕事に囚われすぎないこと
- 自分の気持ちを心の外へ出し続けること
- 人間関係を大切にすること
- 常に幸せになることを考え続けること
※筆者解釈
新しい事を求める人生は楽しく行動を促す
このような例えを聞いたことありませんか?
- 子供の頃に感じる時の流れ⇒歩くスピード
- 大人が感じる時の流れ⇒新幹線で走っているスピード
子供の頃の経験は新しい事の連続、大人になってからの経験は新しくない事の連続
新しい体験というのがたくさん経験できるのが子供時代です。
例)勉学、友達と遊ぶ、スポーツ、パソコンやスマホ等
初めて自転車に乗れた感覚も、長年通った学び舎を卒業する経験も、進学や就職で初めて一人暮らしする感覚も全て大人になると経験できないことです。
社会人になると、ほとんどの行動がマンネリ化して新しい経験をすることが少なくなり、ロボットに似たような人生を送ることになります。
例)例)仕事⇒食事⇒ゆったりと過ごして寝る
特に、家族を持つようになると、自分が思うままの人生なんて到底行えません
そんなジレンマを抱えながら、新しいことも放棄していき、後悔しながら寿命を迎えてしまう人がほとんどです。
早い内に終わりの人生を考えなければ、最後は後悔しながらこの世を去ることになるかもしれません。
新しさを求める事を止めてしまえば時間は早く経過する
“あれこれ忙しくしているうちに過ぎていくもの。それが人生なんだ。 ジョン・レノン
「月日が過ぎるのは矢のように速い」という意味で使われます。 同時に、放たれた矢は二度と元には戻らないということから、時間の大切さについての教訓としても使われます。
終わる人生を考えずに行動しなければ、ジェットコースターのように時は経つ
「これは正しい、あれは正しくない。」
世間の正解は必ずしも自分の正解ではない。答えを知っているのは自分自身だけ。
行動がブレない濃い人生を送るための3つの提案
どのような人生を送りたいかが明確でなければ、必ず誘惑に振り回されます。
1.人生最期の日のことを一定時間設けて真剣に考える
ゴールが見えるから行動が促される
休み明けで出勤しなければならない人と仮定して考えてみます。
人が時間を無駄に使ってしまう要因は、ゴールが見えない状態で行動していることに他ならない。
近い仮定をすればするほど実感しやすい
- 死ぬ直前を想像して後悔しそうだなと思う事を考える。
- 「そうならない為に今自分ができる事は何だろう?」と問うてみる。
- 毎日1分だけでも取り組む
2.今考える選択肢の中で後悔しそうなことに集中する
先ほどは人生最後の日から考えましたが、この話は現在の視点から後悔を導く方法です。- やりたい事や叶えたいことを考えられるだけ書く。
- 「これをやらないと絶対に後悔する」と思う事を抜き出す。
- 「達成するためには何をすればいいのか」「その為にはどのような行動を取ればよいか」等自問して、考えた結果から少しずつ行動を積み重ねる
『後悔しそうな事』は自問していくうちに必ず1つは出てきます。
その中から直感で選択することになりますが、もし上手く選べないのであればタイムマシンで未来へ行くイメージで『選択しなかった時の自分の人生』を人生最期の日まで想像してみましょう。
その時に後悔したのであれば、あなたのこれからやるべき事です。
3.人生の目標が決まれば行動するのみ
目的を絞れば、あとは単純にいろいろなことへ挑戦するだけです。
迷い続けるのであれば、やらなければ後悔することの可能性が高い
出来ると思えばできる、出来ないと思えばできない
そのような声が聞こえてくるかもしれません。
多くの人が後悔しながら人生を終える事が、その決断の難しさを物語っています。
重要なのは、単純に挑戦しようという話ではなく、挑戦を妨げないような工夫をこなしていくことでしょう。
“できると思えばできる、できないと思えばできない。これは、ゆるぎない絶対的な法則である。” パブロ・ピカソ
行動がブレない濃い人生を送るための2つの提案
行動と恐怖や畏怖等を感じる理由を紐づける
避けたい行動を阻害するルールや準備を行う
例を挙げるときりがないですが、楽な事が楽に手を出せる状態だと誘惑に負けやすくなります。
『やりたい事をすぐにできるように準備しておく』という方法が、行動を促す戦略であるように、避けたい行動を誘発するものにいくつか障害を置くことで誘惑を回避できます。
例:よく見るサイトを一番奥の画面に異動させてから、スマホを視界に入れないように違う部屋の机の中に置いておく。
(普段隣にスマホを置いている人であれば、『違う部屋にいく』『机の引き出しを開ける』『アプリを開くのに余計な操作する』という3つの行動を余計に行うことになります。)
少しの工夫でも誘惑を回避することは可能です。
避けたい行動に対して、障壁をなるべくたくさん設ける
まとめ 行動力を損なわない為にできること
- 人間は必ず『やらなかったこと』に対して後悔する
- 人生は短い
- 自分の後悔しそうなことを真剣に考え、後悔しない為の行動を積み重ねること
- やるかやらないかずっと悩み続けるものであれば、迷わずチャレンジしてみる
- 行動の障害になるものは可能な限り取り除く意識をすること
人間の50年の生涯は儚いものだ。死なない者は存在しない。
織田信長